ベルギーで国際結婚 結婚ビザについて③
- 2018.09.09
- 結婚ビザ・手続き関連情報
- ベルギー, 国際結婚, 手続き

複数記事で順を追って書いていきますので、前回までを読まれてない方は順番に読んでくださいね^^
前回②の記事では法廷翻訳を依頼するところまで書きました。
今回は結婚ビザ申請までを一気に書いていきます。
あと少し!頑張りましょう♡
書類を合法化する
難しいタイトルですが簡単なのでご安心を。
②の記事で在ベルギー日本大使館で書類を作成してもらいましたよね。
日本から持ってきた書類はアポスティーユで承認されているから問題ありませんが、
在ベルギー日本大使館で発行してもらった書類にも、その書類が「然るべき場所で発行されたものだよ」と承認してもらわなければなりません。
それが書類の合法化。フランス語ではLégalisation(リガリザション)といいます。
それを受けるには、ベルギーの外務省へ行きます。
窓口で、〇通の書類を合法化してもらいたいと言えばその場で即時に合法化してもらえます。
料金は1通につき20€でした。
ただし!外務省、信じられないほど混むんです!!
この長蛇の列をご覧ください。
営業時間は9時から。
混むから開店前に行ったほうがいいと言われたのですが、私たちが着いたのは9時ぴったり。
完全に舐めていました…ここから待つこと3時間、ようやく窓口へたどり着きました。笑
ディズニーランド並みに人気の外務省。
待っても楽しいアトラクションが待っているわけではないので、開店前に行くことをお勧めします。
ちなみにリガリザションが貰える場所は、外務省本部の拠点とは別棟になっていますので、下記の住所へ行ってくださいね。
外務省 合法化事務所
公式サイト:https://diplomatie.belgium.be/en/services/legalisation_of_documents
場所:rue des Petits Carmes 27 1000 Bruxelles
電話番号:+32 (0)2-501-81-11
営業時間:9時~12時 (こちらの合法化事務所は午前中で閉まりますが、一般営業時間は9時~17時です。)
※12時前に列へ並んだ方は12時過ぎても手続きしてもらえますのでご安心ください。
12時過ぎは締め切られ列へ並べなくなります。
書類別の流れ
ちょっとややこいのでいったん整理しましょうか。
日本で取得した書類
戸籍謄本・住民票・独身証明書など
⇓
日本でアポスティーユ取得
⇓
法廷翻訳
在ベルギー日本大使館で取得した書類
出生証明書・国籍証明書・独身証明書・慣習証明書など
⇓
ベルギー外務省にて合法化
いざコミューンへ申請!
さて!やっと書類の準備が整いましたね。
あとはお国に任せるだけです。
相方さんの書類も併せ、必要書類をもって市役所へ行きましょう。
書類をチェックしてもらい、不備がなければ市役所から外務省へ書類が転送されます。
私の市役所では申請代金25€がかかりましたが、市役所によって違うかもしれませんので確認してみてください。
婚姻式の仮日程を決める
ベルギーでは「この婚姻は法にのっとり正式に決定したものだ」とする為に婚姻式というものを市役所が執り行います。
その仮日程をこのタイミングで決めるのですが、申請がいつ通るかもわかりませんのであくまで仮の日程となります。
ただ、ブリュッセルなどで市役所が混んでいたりすると、予約の変更をしたらかなり先の日程になってしまって期間が間に合わないなんて事もあるかもしれませんので、その辺は市役所の方と相談してみましょう。
そしてコミューンからこの婚姻式についての用紙を渡されます。
式には何人来るのかなどの詳細を記入する用紙です。
これも変更可能なのでその時点で分かっている事を仮で書けばいいと思います。
式の様子を撮影しますか?などの有料オプションもあったりするので相談して決めてください。
この用紙を提出して、ようやく完了となります!!
あとは市役所からビザ申請が通ったかどうかの連絡を待つのみとなりますので、連絡方法を明確にしておきましょう。
ここでまたへいみーの愚痴コーナー。(だからどうでもいい)
戸籍謄本の枚数が足りず日本から送ってもらったり、
翻訳者のミスでのタイムロスなどが重なり大分時間を無駄にしてしまった私たち。
市役所へ申請できたのは観光ビザ3か月ある中、残り1ヵ月ちょいというタイミングでした。
急いでいるので申請が来たらすぐ連絡してくれと市役所にも念を押していましたが、
1週間、2週間、3週間、、、時は流れついに残り10日程に。
申請には早くて2週間、通常は1ヵ月かかるそうで、もしも調査を受けることになれば、3カ月以上かかることもあります。
調査となれば、結婚詐欺ではないか証明する為、今まで付き合ってきた証拠やらを書類にして提出したりとかなり大変な作業になりそう、、
そして時間もないので心配になり市役所に問い合わせてみることに。
帰ってきた返事は「担当者がバケーションに行っちゃってるんだ。帰ってくるまでまってくれ」。
またバケーションかよ(# ゚Д゚)!!
翻訳者といい、市役所までも。この国の住民はバケーションが一番大事。
ってのは言い過ぎましたが、せめて仕事を引き継いでからバカンスしてこいやと働き者の日本人は思ったわけです。
そしてなんと私の帰国チケットの日付まであと3日というギリギリのタイミングで、こんがり日焼けしたウキウキ担当者が帰ってきました。
事前にそやつが戻ってくる日を聞いていたので朝一で市役所に出向くと、
「まだ外務省からの連絡チェックしてないからお昼ごはん食べたら電話するから一回帰って待ってていいよ」と。
いやそこは今すぐチェックしろやボケェェ!
口が悪くてすいません。
ですが外務省ももうすぐお昼の時間らしく、疑わしいがとりあえず自宅待機。
私からすれば、一旦帰国したらシェンゲン協定だかで6か月は再入国できないし、また高いチケット買わなきゃいけないし、日本帰っても仕事ないし。
悪夢の3時間、無駄に日本の求人サイトを見ながら過ごしました。笑
結果、外務省からは申請の許可が出ており、無事に婚姻式も挙げることができました。
いつ外務省から連絡が来ていたのかは謎のままです。
こんなこともあるので、皆さんも「あれ?対応が遅いな。」と思う前に問い合わせや念押しをしたほうがいいと思います。
もちろん人によりますが、こちらの方々は我々日本人感覚では理解できない程のんびりしています。
愚痴が長くなり申し訳ありません。
滞在期間が延長できる!?
ちなみに!観光ビザでの滞在期間が婚姻式前に切れてしまうとお困りの方へ。
外務省から結婚のお許し(滞在許可)が出た後は、滞在期間を延長することができます。
許可は下りたけど婚姻式の予約が先になってしまった!なんてことがあったら、市役所に相談してください。
私たちも婚姻式の日取りが滞在期間を過ぎてからの日程でしたので、200€支払い延長しました。
特に手続きはなく、市役所に200€支払って終了です。
あくまで外務省から許可が下りてからの対処法なので、私みたいに焦ることのないよう、許可が下りるまでは早め早めの行動をしていきましょう。
まとめ
- 外務省へ行き在ベルギー日本大使館で発行した書類を合法化する
- コミューンへ書類提出&婚姻式の仮予約
- 外務省からの許可を待つ
- 許可が下りたら婚姻式の日取りを確定させる
以上となります!
もう私の長い愚痴にも付き合う必要ありません!(多分)
本当にお疲れさまでした。
婚姻式などの詳細についてもまたアップしていきますので気になる方は是非また読みに来てください♡
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