ベルギーで国際結婚 滞在許可証オレンジカードのお話
- 2018.10.08
- 結婚ビザ・手続き関連情報
- ベルギー, 国際結婚, 手続き

今日は長ーい手続きの戦いを終え、やっともらえた最初の滞在許可証【オレンジカード】についてお話いたします。
(ここでは結婚ビザの場合のオレンジカード取得方法を書いていますので、その他のビザでのオレンジカード取得とは異なる場合があります。)
ベルギー方式での婚姻手続き方法などは以下の記事を参考にしてください。
オレンジカードとは?
ベルギーに住む際、長期滞在予定の方もまずはこのオレンジカードを取得することになります。
オレンジカードとはベルギーに6か月間滞在できる仮IDのこと。
この6か月は何なのかというと、どうやら実際に私たちがベルギーで生活していけるのかを試す期間という感じのようです。
「もう結婚してるのにー!」と思ってしまいますが、VISA目的の結婚詐欺なども多い時代。
金銭面なども含め、しっかりベルギーで暮らせるのかをここで証明します。
といっても特別何かをするわけではなく、ただ6ヵ月普通に暮らせばいいのです。
しかし、気を付けなければいけない点があります。
それは6か月間、ベルギー以外の国へ出国できないという事。
この6か月間はベルギー滞在が義務付けられています。
先ほども言ったようにあくまでお試し期間ということ。
まだ本ID取得までの審査期間という事です。
結構、「近隣の国なら車で行けばIDチェックがないので大丈夫」だなんて聞いたりしますが、万が一チェックを受けることになるととっても面倒くさいことになるようです。
最悪の場合はVISAが白紙となりますのでおとなしくベルギーにいたほうがいいでしょう。
しかし何らかの理由でこの6か月の間にどうしても日本へ帰国しなければならないなどの理由がある場合、一時帰国の申請をすれば出国できるそうです。
その際は必ずコミューンへ相談しましょう。
また、オレンジカードが付与されてからは、本IDと同じように働いたり、学校へ行くことも可能になります。
そしてベルギーの運転免許証への書き換えも可能。
できることが一気に増えますので、ここからいよいよ本当の生活ができるようになります。
よほどのことがない限り、6か月後の本IDへの切り替えはスムーズにできるはずなので、オレンジカードがもらえればひとまず安心と言えるでしょう。
オレンジカードの申請方法
それでは早速申請方法を書いていきます!
この申請は【婚姻式】を終えてから可能となりますので、それ以前の流れは文頭の記事を参考にしてください。
まず、婚姻式を終えたらコミューンへ行き、オレンジカード申請に必要な書類を確認しましょう。
その際、コミューンが警察と連絡を取り、後日また警察が自宅にやってきます。
ここまで手続きを進めてきたあなたならもう慣れたもんです。
警察が来たって怖くないさ。
今回も前回と同様、私が家に住んでいるかを確認しに来るだけです。
警察が来たら、「確認しましたよー!」というサイン入りの証明書をくれるので大事に取っておきましょう。
コミューンに行ってから大体1週間程度で来てくれました。
そして警察がコミューンへ、「確認したぜ」と報告するまで約10日間ほどかかるとのこと。
ですので警察が来てから10日後辺りにコミューンへ行きましょう。
10日間ほどというアバウトなところがベルギーらしい。
コミューンによって違うかもしれないので確認してみてください。
その際に必要書類があるのですが、実はこれ3か月の猶予付き。
オレンジカードは警察が来た10日後程に、書類提出が終わってなくても付与されるのです。
つまり必要書類とは本IDにむけての書類という事ですね。
ややこしや。
でも早く済ませることに越したことはありません。
警察訪問、そして訪問後10日間と時間があるので、必要書類をさっさと揃えちまいましょう!
必要書類
- 婚姻証明書
- パートナーの在職証明書
- パートナーの直近6か月分の給与明細
- Mutuelle(ベルギーの国民健康保険)への加入許可証明書
- 住んでいる家の賃貸契約証明書
- 手数料200€と、その振り込み明細書
- 申請する本人のパスポート
- 証明写真1枚
- 警察官からもらった訪問証明書
なんだかまたいっぱい必要ですね。笑
今回は身分の証明は済んでいるので実際に生活できるかを証明する為の書類がメインです。
詳しく見ていきましょう。
①婚姻証明書
これはコミューン(市役所)発行の書類です。
婚姻式を終えた際、婚姻手帳と共に【Extrait d’un acte de mariage】という書類を受け取るはずです。
婚姻証明書の抽出文になりますので、これが証明書となります。
原本は今まで市役所で婚姻手続きをした人たちの証明が一冊の本としてコミューンに保管されていますので、抽出文という形で証明書が発行されています。
「原本じゃないんだけど―!」と心配する必要はないのでご安心を。
②パートナーの在職証明書・給与明細
これはパートナーの職場に頼んで発行してもらいましょう。
③Mutuelleの加入許可証明書
Mutuelle(マチュエル)とはベルギー国民が必ず加入する国民健康保険のことです。
保険の種類は人によりますが必ずパートナーが入っているはずです。
加入はオレンジカードが発行されてから可能となります。
ここでは【後々パートナーの保険に扶養家族として加入できますよ】という証明書を、加入しているMutuelleの窓口へ行き発行して貰いましょう。
オレンジカード申請の為、市役所に提出しなければならないと説明すればその場で出してくれます。
④賃貸契約書
現在住んでいる家の賃貸契約書、持ち家であれば売買契約書が必要になります。
コピーで大丈夫です。
⑤手数料200€、振り込み明細書
オレンジカード申請の手数料200€が必要です。
これはコミューンに直接支払うのではなく、指定された口座に振り込む形となりますので、婚姻式終了後に市役所へ確認しに行きましょう。
また、振り込んだ後には必ず振り込み明細書の発行を忘れずに。
こちらの銀行のATMでも出てきますし、インターネットやアプリでの振り込みもありますのでその場合は画面を印刷して持参すればOKです。
⑥証明写真
横3.5㎝、縦4.5㎝の証明写真1枚必要です。
証明写真の存在をすっかり忘れていた私は市役所にあった写真機で慌てて撮ったのですが、すっぴんだったのでひどい写真になりました。
ファンデーションの力ってすごいんですね。
血色の悪い肌と薄い眉毛にこれが自分なのかと二度見、、。
毎日鏡では見ていますが写真になると嫌なとこばかり際立つのはなんなんでしょう。
まあ、たった6ヵ月のIDなのでこれでいいかと諦めましたが、、笑
本IDの際はばっちりメイクで決めていこうと思います。笑
上記書類がそろったら、パスポート、警察からもらった訪問証明書も併せて市役所へGO。
その場でオレンジカードがもらえます。
ちなみに私早まって警察が来てから一週間後くらいに行ったら、
「今日ちょうど警察から連絡が来たばかりでまだあなたの作ってないんですぅ(汗)」
と言われ出直すという二度手間になりましたので、電話で確認してくれるのであれば、初めに聞いておいたほうがいいかもです。
以上、オレンジカードの申請方法でした。
一週間待って10日間待ってと時間がかかりやきもきしますが、前回と違い時間には余裕ができるので辛抱強く行きましょう。
また、ベルギーで婚姻してから3か月以内に今度は日本側へ婚姻届けを提出しなければいけないので、待ってる間にそれも準備していくと良きです。
それについてもまた順を追って書いていきます!
それでは今日はこの辺で♪
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